縄文時代に関わる本「土偶を読む 130年間解かれなかった縄文神話の謎」の紹介です。
2022年3月8日
縄文時代の土偶について、読んでおもしろい本がありましたので、紹介します。
タイトルは「土偶を読む 130年間解かれなかった縄文神話の謎」です。
- 著者 竹倉史人
- 発行会社 株式会社晶文社
- 印刷・製本 ベクトル印刷株式会社
縄文時代の土偶は、学校の教科書にのっていた土偶の写真を見たほか、博物館などで展示されている土偶を見た事がありました。
青森県、宮城県、秋田県など東北地方で出土した遮光器土偶など有名です。
いくつかの土偶を見た印象は、人の形に似ているような、似ていないような変わった形だなと思っていました。
- ハート形土偶
- 合掌土偶
- 星形土偶
- 結髪土偶
- 遮光器土偶など
土偶には多様な形があり、何を表現しているのか今までに複数の説がでていました。
今回、「土偶を読む 130年間解かれなかった縄文神話の謎」を読んでみて、植物の人体化などの捉え方がおもしろく、説明されている内容に納得しました。
著者 竹倉史人さんは、世界各地の神話研究とアニミズム研究を行っている中で発見した造形原理をもとに、新たな説を具体的な例を交えながら示されています。
この本の魅力ついて、本のカバーの袖部分に紹介されているので、記載します。
縄文時代に大量に造られた素焼きのフィギュア=「土偶」。謎めいたその姿をめぐって、土偶の研究は、明治、大正、昭和、平成、令和と130年以上に渡って繰り広げられてきた。
その「正体」については「妊娠女性説」や「地母神説」などがあるが、いずれも確証が得られておらず、縄文土偶はいまだに詳細不明の遺物となっている。
本書では、土偶の形態を具体的に分析するイコノロジー研究の手法と、環境文化史・民族植物学を含む最新の考古研究の実証データを用いることで、ついに土偶の「真実」を明らかにする。
「土偶を読む」竹倉史人 晶文社
- 人類学、考古学
- 民族植物学、環境分化史
- 縄文時代
- 埋蔵文化財、遺跡、遺物
- 博物館
- 土偶
- 植物
- 貝塚、貝
- デザイン など好きな方に合う本だと思います。
リンク
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